溢れる商品の中から自社の商品が選ばれるには、
消費者が思わず振り返ってしまう
「言葉とデザイン」の力がますます必要な時代です。
商品の名前、商業施設の名前、ショップの名前、企業の名前、サービスの名称など、私たちのまわりにはさまざまな名前が溢れ、いまもどこかで新しい名前が生まれています。ネーミングとは名前を付けることですが、その目的はまず知ってもらい、覚えてもらい、愛されることにあります。最近では、名前は好きな名前を付けようという時代ではなくなってきています。商標登録を前提に開発されるネーミングが増えています。そうなるといくら好きな名前であっても登録されていれば使用できません。
ネーミングで大切になってくるのは、ブランディングの核として考えることです。他社との差別化を考え、アイデンティティを考えてネーミングすることが重要になります。商品、人、企業、社会をひとつに結びつけるコンセプトのもとで、ネーミングを考えてください。そうして生まれた名前は、時を積み重ねるほど見えない大きな資産として会社の成長に貢献しているでしょう。
ネーミングの開発で最初に考えなければならないのは言葉の「意味」です。名前にどんな意味を込めるか、そこにそのブランドへの想いを込める。次に検討すべきは「語感と音感」。言葉が与える印象(ニュアンス)と発音したときの音の響きです。意味を大事にしながらも、語感と音感がよくなるように言葉をアレンジします。それができてはじめて名前を視覚化する作業に入ります。つまりロゴとしてデザインすることで、記憶に残る形や記号として定着させます。
ネーミングにもトレンドがあります。英語を中心にしたり、ひらがなをベースに発想したり、数字をキーにしたりとさまざまです。優れたネーミングは、名前として覚えやすいだけでなく、名付けられた商品やサービスのコンセプトを表現していて、その名に恥じないようにブランドを育てて行こうとするパワーを与えてくれます。つまり名前そのものがブランドの核となっていくのです。
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