ビジョンを示し自社の強みを語る。
会社の社会的価値をひとつのストーリーとして、
誰にでもわかりやすく伝える会社案内をつくろう。
ビジネスに必要な情報のほとんどをWebで検索する時代に、会社案内で何を語るべきか? 会社案内とコーポレートサイトは同じでいいのか? そもそもいまの時代、紙の会社案内は必要なのか? そんなことをつねに自問しながらも、Tanebiは会社案内をブランディングの核になるツールのひとつだと考えています。
会社案内をビジネスツールのひとつと考えた場合、会社案内が使われる場面を想定し、目的を明確にした会社案内をつくることは制作の上での基本です。もちろんそれは会社案内の大きな役割のひとつですが、私たちが考える会社案内は目の前のビジネスにどう役に立つかということよりも、ビジネスを超えてその会社のファンを一人でも増やし行くためのツール。身近にあっていつも顧みることができるバイブルのような存在であって欲しいと思っています。
会社案内は10社あれば10社それぞれ、体裁もページ数も構成内容も違うのが当たり前。十人十色でなければならないはずです。会社にかける創業者の想い、そしてそれを受け継ぐ者の想い、それが具体的な言葉とビジュアルで表現されたものが会社案内です。表現するとは、つねに常識にとらわれずまだ世の中に知られていないオリジナルの価値を世の中に問うことです。
会社案内をビジネス相手を増やすものではなく、自社のファンを増やすためのものと定義したなら、知らせることより知りたいと思ってもらえること、理解するよりも共感するもの、という視点が大切になります。それは自分たちの会社が未来の社会を構成する上で必要な存在であり、社会的価値のある存在であることを感じてもらうためのツールです。柔軟な発想で、世の中に伝えたい会社の想いをデザインした本、それがTanebiが目指す会社案内の理想の姿です。
エンターテインメントの世界では、作家やアーティストは自分の伝えたい想いをそれぞれ小説やアート、映画、音楽というさまざまな手段で表現します。あるミュージシャンは、メッセージや想いをアルバム全体をひとつのストーリーとして制作することで、より多くの人に届くものにしたいと語っています。
ここでいうストーリーとは物語という形式だけではなく、表現された世界にユーザー自身が自分を投影し、共感しやすい構成にすることです。会社にとって大切なミッションやビジョンを額に入れて高いところに飾るのではなく、ミュージシャンのニューアルバムのように社会に向けてリリースする。例えばそんな気持ちでつくられた会社案内であれば、きっとそのビジョンは多くの人に伝わり、会社が生む商品やサービスを愛するファンを増やせるのではないでしょうか。一枚のアルバム、一篇の小説、一本の映画のように、想いを伝えるためにつくられた会社案内。それは理解するより感じる会社案内。ブランディングを考える上で最も大切なツールになるかもしれません。
株式会社ダーウィン
コーポレート本部 クリエイティブルーム
〒104-0061
東京都中央区銀座7-15-5
http://www.tanebi.jp